スラリーの含水率を40%以下に減少させるアメロイドのGR型
GR型の作動原理

GR型の特長
■スラリーを含水率40%以下のパウダーに
GR40型は、遠心分離機でペースト状にしたスラリーをドラム上で薄く広げて表面積を大きくし、少ない熱量で効率よく短時間で乾燥させます。乾燥後は粉末(パウダー)になり、フィルタープレスのプレート状ケーキと比較して重量、堆積ともに大幅に減少します。運搬・保管が容易になり、廃棄物量が減ることから廃棄コストが削減できます。
■消耗品が不要
ろ布などのフィルタ類を使用しないため、消耗品が不要でランニングコストを抑えられます。
■全自動運転が可能
GR型は全自動運転で、ケーキの掻き落とし作業は不要です。さらに、ろ布不使用のため目詰まりの心配がなく、ろ布の交換作業も不要です。お客様の手を煩わせず、安定した稼働が可能です。
■省スペース
同処理量のフィルタープレスと比較して、設置面積を削減できます。
■初期費用を削減
全自動型のフィルタープレスと比較して初期費用を抑えることができます。
■廃棄物が有価物に
回収した粉末(パウダー)は、条件によっては有価物として取り扱える可能性があります。単なる処分コストの削減にとどまらず、「廃棄するもの」から「価値のあるもの」へ見直せる点も、GR型の大きな特長です。
導入事例
フィルタプレからGR型に置き換えたお客様の事例をご紹介します。

対象設備
廃水処理設備
・既存フィルタープレスケーキ量:125kg/8h
・主なめっき:無電解ニッケルめっき
問題点
既存の廃水処理設備のフィルタープレスから排出されるケーキは含水率が80%ある。
含水率を下げて産廃量と産廃処理費を低減したい。
導入結果
・排出パウダー含水率が40%以下に安定
・産廃重量と産廃処理費が1/3になった
・産廃回収サイクルが1/4になった
・放流水の水質は管理基準をクリア
お客様のコメント
フィルタープレスはケーキ含水率が80%くらいですが、ろ布が詰まってくると含水率が90%くらいになってしまい、その都度ろ布を洗浄再生し、苦労していました。また、何とかして、ケーキ含水率を下げて廃棄物を削減し、産廃処理費を削減したいと、かねてから考えていました。
GR型は導入以来、含水率40%以下のパウダーを安定して排出してくれています。廃棄物は重量で1/3になり、回収サイクルは4倍に伸びました。
朝、スイッチを押すだけで全自動で運転してくれるので、他の仕事ができることもありがたいです。
めっきの廃水処理について
1.めっき廃水の特徴
めっき工程から排出される廃水は、一般的な工業排水とは性質が大きく異なります。ニッケルやクロム、亜鉛などの金属成分を含んでいる点が大きな特徴です。これらは、水に溶けこんでいたり、目に見えないほど細かな粒子として存在しているため、そのままでは放流することができません。
そのため、めっき廃水では凝集沈殿処理が行なるのが一般的です。pHを調整し、凝集剤を加えて金属成分をフロック(かたまり)にし、沈殿させることで水と固形分を分離します。
この処理によって発生するのが、金属水酸化物などを主成分とするスラリーです。凝集沈殿後のスラリーは水分を多く含み、泥のような状態で流動性もあるため扱いにくいという課題があります。
2.一般的な処理方法
めっき廃水処理で発生するスラリーの脱水方法として、広く使われてきたのがフィルタープレスです。フィルタープレスは、ろ布でスラリーを挟み込み、圧力をかけて水分を絞り出す仕組みで、多くのめっき工場で採用されています。
脱水後、ろ布の間には「ケーキ」と呼ばれる板状の汚泥が残ります。一定の脱水効果はありますが、処理後のケーキは含水率は80%前後にとどまることが多く、水分を多く含んだまま廃棄されることになります。そのため、廃棄量や処分コストの削減には限界があります。
また、運用面での負担も課題です。ケーキはろ布に付着するため、定期的な掻き落とし作業が必要になります。処理量が増えるほど作業時間も増え、人手の負担が大きくなります。さらに、ろ布は消耗品のため、目詰まりや劣化に応じて定期交換が欠かせません。交換時には運転を停止する必要があり、処理効率にも影響します。
このように、フィルタープレスは実績のある方法ではあるものの、含水率の低減や作業負担の面では課題があります。スラリー処理をより効率化するには、脱水性能だけでなく、日常運用まで含めた検討が重要です。
3.なぜGR型が有効なのか
こうした課題に対して有効なのがGR型です。
GR型は、遠心分離によってスラリーをペースト状にし、さらにドラムで薄膜状に広げて乾燥させる方式を採用しています。これにより、含水率40%以下の粉末(パウダー)状で回収することができます。
含水率を大きく下げることで、廃棄物量を削減できるだけでなく、保管中の悪臭が発生しにくくなります。保管効率も向上し、スペースの有効活用にもつながります。
また、回収物は水分が少なく性状が安定しているため、条件によっては有価物として取り扱える可能性もあります。
さらに、ろ布などのフィルタを使用しない構造のため、掻き落とし作業や消耗品交換が不要です。全自動運転により、日常の作業負担を抑えながら、安定した連続運転を実現します。
よくあるご質問
- GR型は含水率を40%以下、条件によっては25%以下まで下げることができます。
含水率40%の場合、含水率80%の場合と比較すると重量が1/3になり、隙間なく容器に入るため産廃回収サイクルは4倍以上になります。
- 有価物のみを回収することはできませんが、含水率を低くすることで産廃物だったケーキが、価値ある物として有価で回収してもらえる可能性があります。
- GR型は、ろ布などのフィルタ類を使用しない構造のため、交換作業や目詰まり対応が不要です。また、全自動運転のため、運転中に頻繁な操作や調整を行う必要はなく、現場にやさしい設計です。
遠心機やローラーは、専任のエンジニアが定期的なメンテナンスを実施します。お客様の負担を最小限に抑えつつ、装置を安定して運用いただけるよう、継続的にサポートいたします。
- 可能です。実際のめっき廃水やスラリーを用いたテストにより、含水率や処理状態を事前にご確認いただけます。
処理対象や運用条件はお客様ごとに異なるため、状況に応じた最適な方法をご提案します。まずはお気軽にご相談ください。
めっき工場の方はアメロイドにご相談ください
フィルタープレスの更新をご検討の際は、同じ方式への入れ替えだけでなく、処理方法そのものを見直すという選択肢もあります。
アメロイドは、これまでの工業排水処理の実績をもとに、現場条件に合わせたご提案を行っています。ラボテストによる事前確認も可能です。
スラリー処理の見直しをご検討の際は、ぜひ一度アメロイドにご相談ください。
資料セット無料ダウンロード
液体洗浄に関する資料を無料で
ダウンロードいただけます。

- フィルタ:用途に適したフィルタをお選びいただけます。
- 遠心分離機:用途に適した回転速度をお選びいただけます。
- 油水分離機:様々な形式の油水分離機を用意しております。

お電話でのお問い合わせ
ご質問やご要望などお気軽にご相談ください。
- 横浜
- 045-681-5968
- 東京
- 047-409-6130
- 名古屋
- 0566-28-7170
- 神戸
- 079-427-1361
- 福山
- 084-933-2457
- 福岡
- 092-517-3715
お問い合わせ
ご質問やご要望などお気軽にご相談ください。
- 横浜
- 045-681-5968
- 東京
- 047-409-6130
- 名古屋
- 0566-28-7170
- 神戸
- 079-427-1361
- 福山
- 084-933-2457
- 福岡
- 092-517-3715








