導入事例

抄紙機の軸受潤滑油の浄化事例

設備名 抄紙機
液種 潤滑油
汚れの原因 水、スラッジ
導入機種 遠心ドライ装置MJ型
効果 ドライヤ軸受部の不具合低減、 更油周期延長

この事例のポイント

課題:毎日ドレンを抜き、毎週ラインフィルタ交換し、年3~4回更油するも紙切れトラブルが発生

施策:水分・紙粉・鉄粉を除去できる「遠心ドライ装置MJ型」を導入

効果:ドレン抜き不要、ラインフィルタは不定期交換、3年間以上更油せず紙切れトラブルは激減

導入前の課題

抄紙工程では紙粉が舞い、湿気が非常に多い環境です。軸受潤滑油タンク(2,000L)には水分や固形異物(紙粉・鉄粉)が常時混入し、ドライヤ軸受部の不具合と紙切れトラブルが度々発生していました。

油の管理目標(水分500ppm以下、汚染度20mg/100ml以下)をクリアできず、年間3~4回の更油を余儀なくされていました。

改善施策

連続的に多量の固形異物が混入する環境では、フィルタのような交換品がない遠心分離機による固形異物回収が適していますが、高湿が起因して潤滑油に多量の水分も混入する場合は、遠心分離機に高効率の水分回収機能を追加した「遠心ドライ装置MJ型」が最適です。

タンク容量や油粘度、固形異物や水分の平均混入量などを確認しながら最適機種をご提案しました。

導入後の成果

処理前・処理後の潤滑油と回収スラッジ
水分(wtppm)と汚染度(mg/100ml)の推移グラフ

「遠心ドライ装置MJ型」導入後の水分値および汚染度の推移を見ると、水分・紙粉・鉄粉が常時混入しているにもかかわらず着実に減少し、水分は3日後、スラッジは20日後に管理目標(水分500ppm以下、汚染度20mg/100ml以下)を達成しました。

達成後は常に管理基準値以下を維持しており、更油頻度の低減はもちろん、ドライヤ軸受部の不具合の減少、紙切れトラブルの解消、保全作業の負担軽減まで明確な効果が確認できました。

項目 これまで アメロイド導入後 コメント
ドライヤ軸受部
不具合
度々発生 激減 潤滑油中の水分・異物を除去し、軸受トラブルを低減。
紙切れトラブル 度々発生 激減 軸受部の状態が改善し、紙切れによる操業への影響も減少。
更油頻度 年3~4回 3年間以上なし 油の清浄度を維持でき、更油周期を大幅に延長。
ラインフィルタ
清掃頻度
毎週 不定期 ラインフィルタへの異物負荷が減り、清掃頻度を大幅に削減。
ドレン抜き 毎日 不要 混入水をMJ型で除去し、日常的なドレン抜き作業が不要に。

お客様の声

毎日ドレン切りをして、フィルタ交換や更油を定期的に実施しても、軸受部の不具合や紙切れトラブルが時々発生していました。いつも新油であれば解消できるとは思いつつも、これ以上更油頻度を上げるのは非現実的なので、この状況で稼働していました。

MJ型は優秀な機械です。水や紙粉が油に入ってしまう量を減そうと思案するのではなく、多量だろうとお構いなしに即座に取り切って油をキレイにし続ける手法は目からうろこでした。もう外せません。当社の設備が稼働する限り使わせていただきます。

導入した「遠心ドライ装置MJ型」の特長

ドライ方式

ドライ方式(白濁した油→ドライ装置→キレイな油)
「遠心ドライ装置MJ型」は、潤滑油に混入した水分と金属粉などの固形異物を同時に除去できる浄油機です。アメロイド独自のドライ方式と遠心分離技術を組合わせ、油を循環させながら連続的に浄化することで、水分や固形異物が常時混入する環境でも油を清浄な状態に保ちます。 日常的な油の汚染対策に加え、突発的に大量の水が混入した場合にも対応でき、設備トラブルの低減や更油周期の延長、保全負担の軽減に貢献します。
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フィルタ
特徴

ミクロンオーダーのフィルタで油や水といった液体から夾雑物を除去。

フィルタ
用途

作動油、潤滑油、水グリなどの浄化。

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遠心分離機
特徴

回転で生まれる遠心力で比重の異なる物質を分離。
回転が速いほど精度が上がり細かな物質を回収できる。

用途

焼入油、クーラント、塗装ブースのスラッジ回収。

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油水分離機
特徴

遠心式:遠心力で油と水の比重差を利用して分離。
ドライ式:油に乾燥空気を吹き込み、水を取り込み回収。
コアレッサ式:ろ材に水または油を吸着させ粗粒化して回収。

油水分離機
用途

洗浄液、圧延油、防錆油などの浄化。

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排水処理装置 製品詳細はこちら
排水処理装置
特徴

遠心式:遠心力と比重差を利用し廃液から夾雑物や油を回収。
減圧蒸留式:真空を作り沸点を下げ、少ない熱量で蒸留し廃液を減容。
脱水乾燥式:遠心機で回収した有価物を薄く延ばし少ない熱量で乾燥。
フィルタ式:水に含まれる有機物を吸着してBODを下げる。

排水処理装置
用途

食品工場の排水一次処理による生物処理の負荷軽減、自社で処理できない廃液の減容、めっき工場のスラリーをパウダー化し、有価物回収など。

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切粉脱油システム 製品詳細はこちら
切粉脱油システム
特徴

切粉に付着した切削油や切削液を分離除去。
破砕機やコンベアなどと組み合わせた一連のシステム化を提案可能。

用途

アルミ、鋳物、真鍮、銅などの各種金属切粉の脱油。

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クーラント掃除機 製品詳細はこちら
クーラント掃除機
特徴

クーラントタンクの掃除に特化した装置。
タンクの液抜き不要。
水溶性・油性どちらにも対応。

用途

クーラントタンクのスラッジ回収。
クーラント液の浄化。

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