加工現場のクーラント液をキレイに保つアメロイドの製品紹介

アメロイドのクーラント液をキレイにする装置

クーラントは、使い続けるうちに切粉や油分が徐々に混入し性能が低下するため、定期的な交換が必要です。

しかし、清浄度を高く維持すれば、クーラントは「汚れて性能が低下したら捨てる」のではなく、「性能が低下せず使い続ける」ことができるようになります。
 
アメロイドでは、その実現に独自の技術を盛り込んだ遠心脱油機とクーラント掃除機をご提供しています。さらに、装置はもとより濃度やpHの常時遠隔監視にも対応し、導入後の運用まで一貫してサポートしています。

据え置き式で連続的に油分とスラッジを取り除くならUB型

遠心脱油機UB型は、クーラント中の微細な金属粉、浮上油、混入油を遠心力で回収する装置です。タンクに常設して循環処理させるとクーラントが綺麗な状態に保たれます。回収した金属粉や油は自動的に排出されるので手間もかかりません。クーラントの性能が高く維持されるので、加工精度や刃具の寿命、品質にも好影響です。

複数のタンクで利用するなら移動式の掃除機タイプがおすすめ

クーラント掃除機は、キャスタ付きの移動式クーラント浄化装置です。タンクに堆積した金属粉を掃除機のように吸い上げて回収します。複数のタンクを定期的に清掃するのに適しています。

アメロイドでは、遠心式とバケット式の2種類をラインアップ。回収したい金属粉の細かさや量によって選定します。タンクの液抜きは不要ですので設備の稼働中に持ち回りで清掃できます。

クーラント液の汚れが加工現場に与える影響

1.クーラント液の役割

クーラント液は、切削・研削などの金属加工において冷却・潤滑・洗浄・防錆という複数の働きを持つ液体です。加工点で発生する熱を奪い、工具やワークの熱変形を防ぐとともに、工具とワークの摩擦を低減して摩耗を抑えます。さらに、切粉や微細なスラッジを洗い流して加工精度を維持し、装置やワークの錆を防ぎます。
こうした複合的な役割を担っているため、クーラント液の状態は加工品質・工具寿命・設備の安定稼働に直結します。

2.クーラント液の汚れが加工現場に与える影響

クーラント液の状態が悪化すると、現場ではさまざまなトラブルが連鎖的に発生します。
浮遊する微細な金属粉やスラッジが加工点に入り込むことで、加工面のムラや表面粗さのばらつきが生じます。異物が刃先に当たり続けることで工具摩耗が加速し、工具寿命の低下にもつながります。

また、切粉の堆積によるノズル詰まりやポンプへの負荷増大といった設備トラブルも発生しやすくなります。さらに、汚れの蓄積により嫌気性菌が繁殖すると、クーラント液の腐敗や悪臭の原因となり、作業環境の悪化や作業者への影響も懸念されます。

このような状態で使い続けると交換サイクルが短くなり、新液購入費や廃液処理費の増加にもつながります。

3.クーラント液が汚れていく原因

クーラント液の汚れは、加工を続ける限り避けることができません。
切削・研削加工では切粉や微細な金属粉が必ず発生し、液中に蓄積していきます。さらに、ワークや治具に付着した油も、工程を経るたびにクーラント液へ持ち込まれます。また、大気中のほこりや異物の混入も汚れの一因となります。

このような汚れは、管理体制の充実度にかかわらず継続的に蓄積していくものです。だからこそ、汚れを取り除き続ける仕組みが重要になります。

4.一般的なクーラント液の浄化装置の紹介

クーラント液の浄化には、汚れの種類や現場条件に応じてさまざまな装置が用いられます。 それぞれ得意とする汚れや用途が異なるため、適切な装置を選定することが、安定した運用につながります。 代表的な装置の特徴については、下の表をご参照ください。

▶ 表は横にスクロールできます

装置の種類 主な役割・用途 得意な汚れ 注意点
オイルスキマー クーラント表面に浮いた油膜を回収 浮上した油分 微粒子・切粉・沈殿スラッジは除去できない
マグネットセパレータ 磁力で鉄系の切粉を除去 鉄系切粉・摩耗粉 非鉄(金属アルミ・ステンレス等)には効果がない
ペーパーフィルタ ろ材で異物をろ過 比較的大きな切粉・固形物 目詰まりしやすく、交換・廃棄作業が必要
サイクロンセパレータ 旋回流による比重分離 粗めの粒子・比重差のある異物 微粒子や分散油分の除去は難しい
遠心分離機 遠心力で比重差を利用して分離 微細な金属粉・油分 高額な初期コスト
移動式クーラント掃除機 吸引によりタンク内を清掃 タンク底のスラッジ・切粉 常時処理には不向き(定期・スポット対応向け)

5.アメロイドのクーラント浄化装置の特徴

アメロイドのクーラント浄化装置は、汚れの種類やタンク数、運用方法に応じて、遠心脱油機UB型とクーラント掃除機の2タイプから選べます。

UB型はタンクに据え置いて連続的に処理を行い、微細な金属粉やスラッジ、油分を自動で分離・除去します。
クーラント掃除機(GH9V型・VC2型)は移動式で、タンクごとのスポット清掃やタンク底に堆積したスラッジの回収に対応します。

いずれもフィルタ交換が不要なため、消耗品コストを抑えながら運用できるのが特長です。新液購入費や廃液処理費の削減に加え、工具寿命の延長や作業負担の軽減、悪臭の抑制にも貢献します。

6.クーラント液を捨てずにきれいにして長く使い続けるという考え

クーラント液は、汚れの原因を継続的に取り除けば、性能を保ったまま長く使い続けることができます。
新液への交換頻度が下がれば原液コストが削減でき、廃液の発生量が減れば廃液処理費と環境負荷も低減できます。
また、清掃や管理作業の手間が減ることで、現場の人手をより付加価値の高い業務に向けることもできます。

アメロイドは、クーラント液を「消耗品として捨てる」のではなく「適切に管理して長く使い続ける資源」と捉えています。汚れの原因を継続的に除去する仕組みを現場に組み込むことで、廃液処理コストの削減、工具寿命の安定、加工品質の維持が同時に実現します。

設備の導入にとどまらず、クーラント管理を属人的な都度作業から仕組みとして自動化された管理へと変えていくことが、アメロイドの目指す姿です。

よくあるご質問

  • 水溶性・油性どちらにも対応しています。ただし、クーラントの種類や含まれる汚れの性状によって、適切な装置の仕様が異なります。
    現場で使用されているクーラントの種類と加工内容などをお知らせいただければ、最適な装置をご提案します。まずはお気軽にご相談ください。
  • 遠心分離機を導入することで、スラッジや微細な金属粉、油分が継続的に除去され、クーラント液の劣化を抑えることができます。その結果として、交換頻度が下がるケースが多く見られます。

    ただし、交換頻度の低減効果は、加工条件やクーラントの種類、管理方法によって異なります。現場条件に応じた効果の目安についてもご案内可能ですので、お気軽にご相談ください。
  • はい、加工中でも使用できます。遠心脱油機UB型は、クーラントタンク内の液をオフラインで循環処理するため、加工を止めることなく使用可能です。
    クーラント掃除機についても加工中のタンクに使用できます。
    ただし、いずれの装置も使用時にはクーラント量が一時的に変動する場合があります。
  • はい、一人で移動・操作できます。クーラント掃除機はキャスター付きのコンパクト設計で、移動しやすい構造になっています。操作もシンプルなため、特別な資格や訓練は不要です。導入時に操作方法をご説明しますので、安心してご使用いただけます。
  • 分離性能を維持するためには定期的なメンテナンスが必要ですが、アメロイドなら専任のエンジニアが定期的に訪問し、装置の状態を確認・整備します。お客様の負担を最小限に抑えつつ、常に最適な性能を維持できるようしっかりサポートいたします。
  • はい、可能です。導入前の現場確認はもちろん、実機を持ち込んでの現場テストや実液を用いたラボテストにも対応しています。
    現場条件に合わせて最適なご提案をいたしますので、まずはお気軽にご相談ください。

遠隔監視と自動補充で、クーラント管理を省人化

アメロイドでは、遠隔監視システムと自動補充、さらに液体浄化装置を組み合わせることで、クーラント管理の省人化と安定運用を同時に実現できます。

導入前の課題

切削油の濃度管理は現場オペレータによる手作業で行われていましたが、他業務との兼ね合いで定期的な測定が難しく、状態を正確に把握できていませんでした。その結果、濃度のばらつきによる加工不良や工具破損のリスクがありました。

また、既存の浄化装置では汚れを十分に除去できず、悪臭の発生や更液・タンク清掃の負担も課題となっていました。

ご提案内容

①遠隔監視システム
  濃度・pH・液面をセンサで常時監視し、タンク状態をリアルタイムで可視化。

②自動補充システム
  測定値に応じて原液や水を自動補充し、基準値外はアラートで通知。

③遠心脱油機UB型の設置
  浮上油やスラッジを継続的に除去し、クーラント液を清浄に維持。

導入後の成果

・省人化
  濃度・pH管理が自動化され、測定・補充作業が不要に。状態が安定し、加工不良や工具破損のリスク低減につながりました。

・作業環境の改善
  油分やスラッジの除去により悪臭を抑制。更液やタンク清掃の頻度も減少し、現場負担の軽減を実現しました。

お客様の声

■導入前の課題
pHや濃度は、1日数回、現場でクーラント液を採取し計測器で測定。その数値をもとに手動で原液や水を加えて調整していました。

■導入後の変化
pHや濃度を24時間365日監視し、それらの数値に基づいて原液や水を自動で補充する仕組みを構築したことで、現場での作業が大幅に軽減されました。また、数値が基準値を外れた際には即座に補充が行われ、すぐに閾値内に戻してくれるため、ワークの品質向上にもつながりました。

クーラント液の浄化はアメロイドにご相談ください

クーラント液の管理でお困りのことがあれば、アメロイドにご相談ください。

現場の状況をヒアリングしたうえで、最適な装置・運用方法をご提案します。導入前の現場訪問・テストも無料で承っていますので、お気軽にお問い合わせください。

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カタログ
  • フィルタ:用途に適したフィルタをお選びいただけます。
  • 遠心分離機:用途に適した回転速度をお選びいただけます。
  • 油水分離機:様々な形式の油水分離機を用意しております。

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フィルタ
特徴

ミクロンオーダーのフィルタで油や水といった液体から夾雑物を除去。

フィルタ
用途

作動油、潤滑油、水グリなどの浄化。

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遠心分離機
特徴

回転で生まれる遠心力で比重の異なる物質を分離。
回転が速いほど精度が上がり細かな物質を回収できる。

用途

焼入油、クーラント、塗装ブースのスラッジ回収。

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油水分離機
特徴

遠心式:遠心力で油と水の比重差を利用して分離。
ドライ式:油に乾燥空気を吹き込み、水を取り込み回収。
コアレッサ式:ろ材に水または油を吸着させ粗粒化して回収。

油水分離機
用途

洗浄液、圧延油、防錆油などの浄化。

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排水処理装置 製品詳細はこちら
排水処理装置
特徴

遠心式:遠心力と比重差を利用し廃液から夾雑物や油を回収。
減圧蒸留式:真空を作り沸点を下げ、少ない熱量で蒸留し廃液を減容。
脱水乾燥式:遠心機で回収した有価物を薄く延ばし少ない熱量で乾燥。
フィルタ式:水に含まれる有機物を吸着してBODを下げる。

排水処理装置
用途

食品工場の排水一次処理による生物処理の負荷軽減、自社で処理できない廃液の減容、めっき工場のスラリーをパウダー化し、有価物回収など。

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切粉脱油システム 製品詳細はこちら
切粉脱油システム
特徴

切粉に付着した切削油や切削液を分離除去。
破砕機やコンベアなどと組み合わせた一連のシステム化を提案可能。

用途

アルミ、鋳物、真鍮、銅などの各種金属切粉の脱油。

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クーラント掃除機 製品詳細はこちら
クーラント掃除機
特徴

クーラントタンクの掃除に特化した装置。
タンクの液抜き不要。
水溶性・油性どちらにも対応。

用途

クーラントタンクのスラッジ回収。
クーラント液の浄化。

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