フィルタ式の油水分離機の紹介
フィルタ式の油水分離機は、油と水が混ざった液体から油分・水分・汚れを段階的に分離・除去する装置です。
コンプレッサドレン水や作動油、潤滑油といった、現場で日常的に発生する「油と水が簡単には分かれない流体」に対し、安定した処理性能を発揮します。
アメロイドのフィルタ式油水分離機では、吸着、コアレッサ、ろ過など複数の分離原理を用途ごとに最適化しており、排水規制への対応から油の再生・長寿命化まで幅広い課題に対応可能です。
単に油と水を分けるだけでなく、油中に混入した微細な汚れや水分を取り除くことで、設備の安定稼働につなげる設計となっています。
コンプレッサドレン水など水主体排水の油分除去にはUQフィルタ
コンプレッサドレン水をはじめとした、水が主体で微量の油分が混入している排水には、UQフィルタが適しています。
UQフィルタは、水中に含まれる油分を吸着によって除去する方式を採用した油水分離フィルタで、水質汚濁防止法の排水基準を継続的にクリアすることを目的としています。
一般的な吸着式の油水分離機では、吸着材の交換時期が分かりにくく、日常点検や出口水の目視確認が必要になるケースがあります。
UQフィルタは、濁度センサを搭載しており、吸着材の交換時期をアラートで知らせるため、管理負荷を抑えながら安定した運用が可能です。
排水管理の確実性が求められる用途において、UQフィルタは実用性の高い油水分離機です。
異物と水分が混入しやすい油はPTU型
作動油や潤滑油など、油が主体でありながら異物や水分が混入しやすい設備には、PTU型が適しています。
PTU型は、高精度フィルタによるろ過と、コアレッサ式油水分離を組み合わせた構造を採用しており、油中に混ざった汚れと水分を同時に除去できます。
異物や水の混入によって白く濁った油でも処理が可能で、透明感のある状態へ回復させることができます。
油圧装置やタービン装置、真空ポンプなど、油の清浄度が設備の安定稼働に直結する用途で効果を発揮します。
また、油の交換周期を延ばしたい場合や廃油量・処理コストを抑えたい場合にも有効な油水分離機です。
濁した油から水分を除去したい場合はSDA型
油中に多量の水分が混入し、白く濁った状態の油にはSDA型が適しています。
SDA型はコアレッサ方式を用いた油水分離機で、油中に分散した微細な水分を効率よく集めて大きな水滴にし、水として分離することを目的としています。
油中の水分は、混入の状態によっては非常に細かく分散しており、そのままでは分離しにくい場合があります。SDA型では、こうした微細な水分を内部でまとめて大きくすることで、比重差を利用して沈降・分離しやすい状態にします。
そのため、吸水型フィルタでは対応が難しい水分量でも、安定した水分除去が可能です。
分離された水はドレンから排出でき、運用条件に応じて手動排出や自動排出を選択できます。
作動油や潤滑油、真空ポンプ油など、水分混入による性能低下やトラブルが起きやすい用途において、SDA型は実用性の高い油水分離機です。
油水分離機について
現場で発生する油水混合液の特徴
製造現場や工場設備では、コンプレッサドレン水、洗浄液、作動油や潤滑油など、油と水が混在した液体が日常的に発生します。
油と水は本来混ざりにくい性質を持っていますが、現場で発生する油水混合液は、必ずしも油と水がはっきり分かれた状態とは限りません。
攪拌や循環を繰り返す工程では、油や水が微細に分散した状態になったり、条件によっては油と水が均一に混ざり合う乳化(エマルション)状態になったりします。
このような油水混合液は、比重差だけを利用した自然分離では十分に処理できません。分離に時間がかかったり、油分や水分が残ったりするため、排水管理や設備運用、製品品質に支障をきたす原因となります。
油水分離機は、こうした自然分離では処理できない油水混合液を処理するための装置です。
処理対象となる液体の状態に応じて油と水を適切に分離することで、排水基準への対応や設備の安定稼働、製品品質の向上につなげることができます。
油水分離機を選ぶ時のポイント
油水分離機を選定する際には、処理対象となる液体の状態や運用状況を踏まえて検討することが重要です。
主に考慮すべきポイントは次の通りです。
・処理対象が水か、油か
・油や水の混入量はどの程度か
・油や水がどのような状態で混ざっているか
・対象タンクの容量
・油水分離機の稼働可能な時間
・メンテナンス性
・導入コスト
・ランニングコスト
フィルタ式油水分離機の特徴
続いて、一般的な油水分離方式の一つであるフィルタ式油水分離機について、その特徴をご紹介します。
フィルタ式油水分離機は、吸着やコアレッサ、ろ過などの方法で、油分や水分、汚れを段階的に除去します。
・吸着
吸着は、水中に含まれる油分を親油性の高い吸着材に取り込むことで除去する方法です。
微量の油分でも吸着材の表面に集まりやすく、安定して捕捉できます。
主に、水が主体で油分濃度が低い場合に用いられます。
・コアレッサ
コアレッサは、コアレッサエレメント(カートリッジ)を使用して液体中に分散している油分や水分を集約し、大きな粒径(粗粒化)にすることで分離を促進する方法です。
比重差による分離が進みにくい微細な油分や水分が混入した液体でも、粒径を大きくすることで浮上・沈降しやすくなります。
・ろ過
ろ過は、液体をろ材に通過させることで、液体中に含まれる夾雑物を捕捉する方法です。主に、油中に混入した固形分除去に用いられますが、ろ材の種類によっては、同時に水分除去ができるものもあります。
これらの処理方式は比較的構造がシンプルなため、設置スペースを抑えやすく、既存設備への後付けにも対応しやすい点が特徴です。
一方で、吸着材、エレメントなどの消耗品を使用するため、運転時間や処理量に応じて定期的な交換が必要です。処理条件によってはメンテナンスや運用コストが負担となるケースがあります。
アメロイドならレンタルもできます
アメロイドでは、油水分離機のレンタルにも対応しています。
導入前に実際の処理条件で性能を確認したい場合や、処理量や運用方法がまだ固まっていない段階でも、レンタルを通じて適切な方式を検討できます。
また、短期間だけ油水分離が必要なケースや、突発的に発生した油水分離への対応にも有効です。
設備の新設や大きな投資を行う前に、現場に合った油水分離機を無駄なく使える点も、レンタルのメリットです。
よくあるご質問
- 油水分離機は、水溶液からの油分回収や、油からの水分回収と、さまざまな液体で使用されています。ただし、液の性状によっては、材質や構造を考慮しなければならない場合もあります。
アメロイドでは、液体の状態確認や分析を行なったうえで、お客様の課題解決や現場環境に最適なご提案をします。
- フィルタ式油水分離機は、一般的に中〜小規模の処理流量で、油分濃度が比較的低い条件に適しています。
装置構成が比較的シンプルでコンパクトなものが多く、限られたスペースへの設置や、既存設備への後付けが必要な現場でも導入しやすい点が特長です。
- 吸着材やコアレッサエレメントなどの交換頻度は、処理する液体の状態や混入量、運転時間によって異なります。
交換が遅れると分離性能の低下を招きますし、必要以上に早く交換すると消耗品コストが増加します。
アメロイドでは、装置や液体の状況を常時監視する遠隔監視システムを導入しており、最適な交換周期を把握することが可能です。
- アメロイドでは、定期点検やフィルタ交換などのメンテナンスサービスを承っています。
専任スタッフが、フィルタが常に性能を発揮し続けられるよう最適なタイミングでご訪問し、運転状況の確認や液体分析のためのサンプリングも行います。
- アメロイドでは、実液を用いたラボテストや、現場での実機テストに対応しています。また、液体分析も行なっており、感覚や経験に頼ることなく、データに基づいて油分・水分などの混入量を把握することができます。
これにより、処理条件や管理基準にあった装置を事前にしっかり検討でき、安心して導入いただけます。
液体の状態に応じて選べる、アメロイドの油水分離方式
フィルタ式油水分離機は、構造がシンプルで扱いやすく、一定条件下では高い分離効果を発揮する方式です。
一方で、液体の性状や夾雑物の混入状態によっては、フィルタ式だけでは十分な効果が得られないケースもあります。
アメロイドでは、フィルタ式油水分離機に加えて、遠心分離方式・分離槽方式・独自のドライ方式など、複数の油水分離方式をラインアップしています。
液体の状態や処理量、運転条件を確認したうえで、フィルタ式に限らず、お客様の現場の条件に合った油水分離方法のご提案が可能です。
油水分離機
水溶液からの油分回収
油からの水分回収
油水分離でお困りの場合はアメロイドにご相談ください
油水分離機の選定は、処理対象となる液体の状態や処理量、運転条件などを踏まえた検討が必要です。
アメロイドでは、これらの条件を確認したうえで、お客様の現場に最適な油水分離機をご提案いたします。
油水分離機の選定にお悩みの場合や、現状の処理方法に課題を感じている場合は、ぜひアメロイドにご相談ください。
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ダウンロードいただけます。

- フィルタ:用途に適したフィルタをお選びいただけます。
- 遠心分離機:用途に適した回転速度をお選びいただけます。
- 油水分離機:様々な形式の油水分離機を用意しております。

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