廃液処理に最適なアメロイドの製品紹介

アメロイドの製品紹介

アメロイドでは、廃液を濃縮・減容化するエバポレータ、廃液中の油分やスラッジを効率的に除去する遠心脱油機、そしてめっき廃液から発生するスラリーを脱水・乾燥するドライセパレータなど、多様なニーズに対応できる廃液処理装置をラインアップしております。

排水処理装置

廃液を蒸留して濃縮・減容化するならエバポレータ

エバポレータは、廃液を蒸留して蒸留水と濃縮物に分離し、廃液量を大幅に減容化できる装置です。高効率なヒートポンプサイクルを採用することで、省エネルギー運転を可能にし、処理後の蒸留水は再利用が可能です。
EVP型は、日量350~6,000Lまで対応可能なモデルです。ES型は日量150~900Lに対応するコンパクトモデルで、濃縮物を固形化するまで脱水することができます。

床洗浄廃液

めっき廃液

洗浄液+クーラント廃液

廃液から油分やスラッジを除去するならUB型がおすすめ

遠心脱油機 UB型は、廃液中に混入した油分やスラッジを遠心力で効率的に分離・除去する装置です。薬剤を使用せずに物理的な分離を行うため、環境負荷が少なく、安定した処理が可能です。白濁した水溶液にも対応でき、洗浄液や脱脂液、クーラント液など多様な液種で高い効果を発揮します。

クーラントの浄化

タンク液の比較

スラリーの脱水ならドライセパレータがおすすめ

ドライセパレータ GR40型 は、遠心分離機とドラム乾燥機を組み合わせた独自構成により、めっき廃液から発生するスラリーを含水率20~35% 以下の粉末(パウダー)へと脱水・乾燥処理する装置です。
フィルタを用いない構造を採用しているため、面倒な汚泥の掻き落とし作業やろ布の交換、詰まりのリスクが少なく、メンテナンス性にも優れています。また、廃棄コストの抑制や CO₂ 排出量の低減、作業負荷軽減、悪臭の抑制など、環境面・運用面の多様な課題に対応します。

スラリーのパウダー化

廃液処理装置に求められる機能と選び方

廃液処理装置の役割

廃液とは、製造などの事業活動によって発生する、不要になった液体の廃棄物のことを指します。これらの廃液には、油分・薬品・金属成分・有機物などの有害成分が含まれる場合があり、そのまま排出すると環境汚染の原因となります。
そのため、廃液は法令に基づいて適切に処理し、無害化・安全化したうえで排出する必要があります。

一方で、廃液の中には再生・再利用が可能な成分も存在します。分離・回収・濃縮などの処理を施すことで、資源として再活用できる場合もあり、廃液処理は単なる廃棄ではなく、コスト削減・環境保全・資源循環の観点からも重要な工程といえます。

廃液の主な処理方法と特長

廃液処理にはさまざまな方法があります。次に一般的な方法を紹介します。

▶ 表は横にスクロールできます

処理方法 主な内容 特長 主な目的
焼却処理 廃液を高温で燃焼させ、揮発・酸化分解 有機溶剤や高濃度廃液を処理可能。ただし、エネルギー消費が大きく、排ガス対策が必要 最終処分・有機物の分解
中和・凝集処理 酸・アルカリの中和や凝集剤添加によって沈殿分離 設備が比較的簡易で処理コストが低い。スラッジ発生量が多く、後処理が必要 pH調整・重金属除去
油水分離 比重差やフィルタ、遠心力で油分を分離 薬剤不要で運転が容易。再利用水の回収に適する 洗浄液・脱脂液・冷却水の再生
脱水処理 スラッジ中の水分を機械的または熱的に除去 含水率を下げて処分費を削減。フィルタ方式や遠心・乾燥方式がある スラッジ減量化・廃棄コスト低減
活性汚泥処理 微生物の働きで有機物を分解 生活排水や有機廃水に有効。連続運転と維持管理が必要 有機物分解・排水基準適合

アメロイドの廃液処理装置の位置づけ

アメロイドの廃液処理装置は、廃液処理の中でも前処理や中間処理において大きな効果を発揮します。

▶ 表は横にスクロールできます

区分 主な目的 主な処理方法 該当するアメロイド製品
前処理 廃液に含まれる油分・スラッジなどを除去し、後段の処理負荷を軽減する 油水分離、ろ過、沈殿、遠心分離など 遠心脱油機UB型
中間処理 廃液の濃縮や減容化、再利用可能な状態への処理を行う 蒸留、濃縮、脱水、乾燥など エバポレータ

ドライセパレータ

後処理 処理水を放流または再利用できる水質に仕上げる 活性汚泥、凝集沈殿、吸着、膜処理など 遠心脱油機WF型

UQフィルタ

最終処分 処理後に残った残渣を無害化または埋立処分 焼却、固化、埋立など -

よくあるご質問

  • アメロイドの廃液処理装置は、洗浄液、脱脂液、クーラント液、研磨液、冷却水、めっき液など、幅広い種類の廃液に対応しています。 液体の種類や性状に応じて、最適な処理方法をご提案いたします。
  • エバポレータは、日量350~6,000Lまで対応するEVP型と、少量処理向けには日量150~900LのES型をラインアップしています。 処理量に応じて柔軟に対応できますので、お気軽にご相談ください。
  • 「エバポレータ」は、廃液を蒸留水と濃縮物に分離する装置で、処理後の蒸留水は再利用可能です。 また、「遠心脱油機WF型」や「UQフィルタ」などを後段に組み込むことで、より水質を向上させることが可能です。
  • はい。遠心脱油機UB型は前処理工程で使用されることが多く、既存の凝集処理や活性汚泥処理の負荷を軽減します。新設だけでなく、既存ラインの能力強化にも効果的です。
  • アメロイドでは、減圧蒸留のテスト設備を完備しています。サンプル液をお預かりして実際の濃縮率を測定できるほか、泡消剤の要否やメンテナンス頻度、蒸留水の再利用可否なども事前に確認可能です。導入前に効果を確かめられるため、安心してご検討いただけます。
  • アメロイドでは、実際の廃液を使用したラボテストや実機テストを実施しています。導入前に処理効果を確認できるため、安心して設備を検討いただけます。テスト結果をもとに、最適な機種選定やシステム構成のご提案も行っています。

廃液処理装置のことはアメロイドにご相談ください

アメロイドは、長年にわたり液体処理技術を磨き続け、さまざまな業種の廃液課題を解決してきました。
お客様のコスト削減・環境保全・資源循環など、処理の目的に応じて最適な装置とシステムをご提案します。
導入前にはラボテストや実機テストで効果を確認することも可能ですので、廃液処理でお困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください。

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カタログ
  • フィルタ:用途に適したフィルタをお選びいただけます。
  • 遠心分離機:用途に適した回転速度をお選びいただけます。
  • 油水分離機:様々な形式の油水分離機を用意しております。

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フィルタ
特徴

ミクロンオーダーのフィルタで油や水といった液体から夾雑物を除去。

フィルタ
用途

作動油、潤滑油、水グリなどの浄化。

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遠心分離機
特徴

回転で生まれる遠心力で比重の異なる物質を分離。
回転が速いほど精度が上がり細かな物質を回収できる。

用途

焼入油、クーラント、塗装ブースのスラッジ回収。

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油水分離機
特徴

遠心式:遠心力で油と水の比重差を利用して分離。
ドライ式:油に乾燥空気を吹き込み、水を取り込み回収。
コアレッサ式:ろ材に水または油を吸着させ粗粒化して回収。

油水分離機
用途

洗浄液、圧延油、防錆油などの浄化。

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排水処理装置 製品詳細はこちら
排水処理装置
特徴

遠心式:遠心力と比重差を利用し廃液から夾雑物や油を回収。
減圧蒸留式:真空を作り沸点を下げ、少ない熱量で蒸留し廃液を減容。
脱水乾燥式:遠心機で回収した有価物を薄く延ばし少ない熱量で乾燥。
フィルタ式:水に含まれる有機物を吸着してBODを下げる。

排水処理装置
用途

食品工場の排水一次処理による生物処理の負荷軽減、自社で処理できない廃液の減容、めっき工場のスラリーをパウダー化し、有価物回収など。

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切粉脱油システム 製品詳細はこちら
切粉脱油システム
特徴

切粉に付着した切削油や切削液を分離除去。
破砕機やコンベアなどと組み合わせた一連のシステム化を提案可能。

用途

アルミ、鋳物、真鍮、銅などの各種金属切粉の脱油。

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クーラント掃除機 製品詳細はこちら
クーラント掃除機
特徴

クーラントタンクの掃除に特化した装置。
タンクの液抜き不要。
水溶性・油性どちらにも対応。

用途

クーラントタンクのスラッジ回収。
クーラント液の浄化。

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