導入事例:遠心脱油機 UB型

導入事例:遠心脱油機 UB型

商品名 遠心脱油機 UB型
業種 食品メーカー
地域 関西地方
設備名 廃水処理施設
油種/液種 排水

導入前の課題

食品メーカーE社様の廃水処理施設は半屋外にあり原水槽液面はオイルボールが埋め尽くすように浮上しています。気温よって臭気も気になる状況でした。

廃水原水槽に混入・浮上する油やオイルボールの量が多く、後段の曝気槽内の生物処理微生物の不活性化を招いている状況でした。これにより排水処理施設の能力が不足。原水槽には凝集剤を投入しているものの思い通りの効果が得られていませんでした。

そこで、排水処理施設の安定稼働と運用コストの削減をしたいと弊社にご相談がありました。

改善施策

同社は季節による排水状態の変化が大きく、混入油も動物性・植物性が混ざっていました。また、コストの面からも凝集剤などの薬剤使用しない方法として全自動型遠心脱油機UB型を選定しました。
原水槽の浮上物と槽底部を切替てポンプ吸引するフローとし、浮上している油やオイルボールは液面に追従するフロートサクション吸引方式としました。

導入後の成果

施策結果

原水槽からはオイルボールが消滅し槽内の油分、SS分ともに減少しました。曝気槽への持込み油分を限りなく減らすことで生物処理微生物は活性状態で働き、排水処理施設は計画能力を維持し続けています。

導入効果:
・排水処理施設の安定稼働による計画能力の維持
・凝集剤不要の運用によるコスト削減
・マンパワーの削減
 手を掛けずに濃縮油分を自動排出(ドラム缶受)
 手を掛けずに細かな固形物を捕捉し自動排出
 オイルボールの人海回収が不要
・臭気軽減による周辺環境の改善

Point

既存の廃水処理設備に追加設置するだけで実質的に施設増強と同様の効果を得られます。

QA

製品・プランのよくある質問

資料・カタログ

製品の資料・カタログ請求

関連製品

  • 自動蒸留濃縮装置(減圧蒸留方式) エバポレータ EVP型
  • 遠心脱油機 UB型

無料相談受付中

説明する男性

まずはお気軽にご相談ください。
弊社の担当者がお客様の課題をヒアリングし、
最適なソリューションをご提案いたします。

フィルタ
特徴

ミクロンオーダーのフィルタで油や水といった液体から夾雑物を除去。

フィルタ
用途

作動油、潤滑油、水グリなどの浄化。

製品詳細はこちら
遠心分離機
特徴

回転で生まれる遠心力で比重の異なる物質を分離。
回転が速いほど精度が上がり細かな物質を回収できる。

用途

焼入油、クーラント、塗装ブースの浄化。

製品詳細はこちら
油水分離機
特徴

遠心式:遠心力で油と水の比重差を利用して分離。
ドライ式:油に乾燥空気を吹き込み、水を取り込み回収。
コアレッサ式:ろ材に水または油を吸着させ粗粒化して回収。

油水分離機
用途

洗浄液、圧延油、防錆油などの浄化。

製品詳細はこちら
排水処理装置 製品詳細はこちら
排水処理装置
特徴

遠心式:遠心力と比重差を利用し廃液から夾雑物や油を回収。
減圧蒸留式:真空を作り沸点を下げ、少ない熱量で蒸留し廃液を減容。
脱水乾燥式:遠心機で回収した有価物を薄く延ばし少ない熱量で乾燥。
フィルタ式:水に含まれる有機物を吸着してBODを下げる。

排水処理装置
用途

食品工場の排水一次処理による生物処理の負荷軽減、自社で処理できない廃液の減容、めっき工場のスラリーをパウダー化し、有価物回収など。

製品詳細はこちら
切粉脱水システム 製品詳細はこちら
切粉脱水システム
特徴

切粉に付着した切削油や切削液を分離除去。
破砕機やコンベアなどと組み合わせた一連のシステム化を提案可能。

用途

アルミ、鋳物、真鍮、銅などの各種金属切粉の脱水。

製品詳細はこちら
クーラント掃除機 製品詳細はこちら
クーラント掃除機
特徴

クーラントタンクの掃除に特化した装置。
タンクの液抜き不要。
水溶性・油性どちらにも対応。

用途

クーラントタンクの堆積物回収。
クーラント液の浄化。

製品詳細はこちら