遠心ドライ装置 MJ型｜株式会社アメロイド

導入事例：遠心ドライ装置　MJ型

商品名	遠心ドライ装置　MJ型
業種	製鉄所
地域	中国地方
設備名	圧延機
油種/液種	潤滑油

導入前の課題

大手製鉄所H社様の厚板熱間圧延機デスケーリング設備では真っ赤な厚板材が轟音と共に連続的に流れてきます。ノズルから噴射される水は一瞬で水煙となり周辺温度は常に高く湿気も多い環境です。

工程や設備の構造上、圧延機の潤滑油には連続的に水・スケール粉が混入します。これにより軸受不良が度々発生。保全費用がかさんでいることが課題となっていました。
<同ライン潤滑油の管理基準は、汚染度20mg/100ml以下・水分0.2vol以下>

また、突発的な水混入対策を講じたいというご要望もありました。

改善施策

2016年2月、3,000L潤滑油タンクに大量の水が混入するという事案が発生し、大量の水混入にもフィルタ等の消耗品を必要としない遠心ドライ装置 MJ型をご提案しました。
テスト機を設置稼働し、テスト開始20日後には透明感のある新油状態を確認できました。
＜潤滑油：オルバス100＞

導入後の成果

施策結果

遠心ドライ装置 MJ型を導入したことで次の効果が確認できました。

・潤滑油タンク内は上表の通り、水分値・汚染度共に激減し管理基準をクリア
・定期的に実施していた潤滑油タンクのドレーン切が不要に
・毎週実施していたラインフィルタの開放清掃頻度が1～2ヵ月毎に延長

上記結果より、人手の掛からない全自動タイプの遠心ドライ装置MJ型を常設いただくことになりました。